2013年11月17日日曜日

井の頭公園かいぼり隊講習会参加レポート

井の頭公園資料館で「井の頭かいぼり隊」の第1回講習会が開催され、参加してきました。 その時の様子などを簡単に報告致します。 トピックス欄の下記URLをご覧ください。

http://shakujii-koen-iinkai.blogspot.jp/2013/11/blog-post_16.html
http://shakujii-koen-iinkai.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html

2013年11月2日土曜日

読者のご意見にお応えして --- アオコについて

   昨日、「Always」第9号をお読み頂いたから、石神井公園再生フォーラムのツイッターサイト「@shakujiikoenssf」を通じて次の様なご意見を頂きました。 

アオコは釣り餌や鳥や鯉への餌も大きな原因となります。くみ上げ水以上に水質の富栄養化への影響は間違いないと思います。現実的に三宝寺より石神井池の方がアオコの発生率は高いのではないでしょうか?」

 先ず、ご意見を頂き有難うございました。このご意見にお応えして、アオコの現状等に関しまして、以下に若干説明をさせて頂きます。

  アオコの発生については種々のことが要因に挙げられると思います。ヘドロの堆積、ヨシ・マコモの長年の放置、注入される13700トンの地下水(水質も良くなく、窒素、リンが多い-ーとりわけ石神井池西端部の通称「カエルの噴水」の水質と環境が悪い。地下水の受け皿に2030㎝の藻が夏に繁茂している)が最大の原因と感じています。

  ご指摘の鳥、鯉の糞も原因の一つだと思います。野鳥に関しては皆さんが喜ばれていることもあり、打つ手はないと思います。鯉は大型のメタボ鯉に関しては、24年度から半減を目標に捕獲駆除しています。三宝寺池ではテラス付近から目撃することは少なくなりました。SSFでは22年ごろから餌やりの自粛を公園に提案してきました。小さな看板も数多く付けられてあります。メタボ鯉は鯉にとっても不幸だと思います。また大きな鯉ほど、食欲も旺盛で糞も多くなります。

  ちなみに、都立公園は釣りは禁止区域です。石神井池とて例外ではありません。しかし、かつて釣堀を許可していた経緯もあり、都は優柔不断な態度を取っています。管理事務所は人手がないこともあり、またガードマンに注意させたところ「逆に脅かされた」こともあったそうで、および腰状態です。

  SSFでは、釣り餌管理(帰る際に餌を池に捨てる等)の問題も感じており、又、禁止区域の看板を無視して大人が釣りをすることは子供たちに良い影響があるはずがないと考えております。また、釣り人の一部に通行人に迷惑をかけている人もいます。SSFは釣りを禁止すべきだと思っています。

  またアオコの話に戻りますが、三宝寺池、石神井池とも1年中存在します。表面に濃く集中するのは、石神井池の西端部から中の島。ここは水の流動化が特に悪くなっていて、それもアオコの大量原因の大きな1つだと思います。

  話は変わりますが、井の頭公園の「かいぼり隊」の説明会(11・2)に参加してきました。10人を越える参加者がいました。いろんな立場、色々なレベルの方がおられましたが、概して前向きに捉えている方が多いと思いました。11月~12月にリーダー養成講習会が6回にわたり行なわれ、1月下旬に市民上げての作業としてかいぼり(日干し)が行われます。その状況については、このコーナーで取上げていきたいと思います。


――佐藤 英